Androidアプリバックアップ

2月 13, 2012 in Phone, 環境改善/Lifehack

続けてまたAndroidアプリをどうにかするAndroidアプリの話ですが(ややこしい)

Androidアプリのバックアップ/リストアというのも、割と一般的かなーと思っていますが、あってますかね?
要はインストーラファイル(.apk)を保存しておくことなんですけど、パッと思いつくメリットは2つほど

  • 過去バージョンのインストール(アップデートで不具合が出たなど)
  • 機種変更やトラブル時に再インストールする手間の軽減

インストールしたアプリはマーケット(というかGoogleアカウント?)にも保存されているので、ほぼ前者のためですかねぇ。apkファイルだけ保存してても設定が復元できるわけではないし。

まぁ何にせよバックアップは取っておきたいということで、android使い始めた割と初期から「AppMonster」というのを使っていたのですが、先日「App Backup & Restore」というのに乗り換えましたので覚え書きを。

まずAppMonsterを使っていたのは、当時最も有名なものの一つだった(Titaniumとかも有名だったけどroot取るつもりは無かった)ので取り敢えず入れて、その後なんだかなぁとは思いつつも他にめぼしいものが見つからなかったので、という感じだった気がします。
しかし最近改めて探してみたところもっとよさげなのが見つかったのでめでたく乗り換えましたという次第です。

AppMonster

「なんだかなぁ」と思っていた点は、主に次のようなところです。

  1. 保存先が選べない
  2. 過去ver.が溜まっていくけど、アプリ上からは利用どころか削除もできない。
  3. 保存先のフォルダ構造・ファイル名が分かりづらくて手作業で管理するのも面倒くさい

などなど。明確ではないけど、いつぞやからAppMonster2とか言って保存場所勝手に変わったりしたのもマイナスイメージといえばマイナスイメージがついてるかも。

1.は実はGalaxy S(Galaxyシリーズ共通だったかも)には割と痛い問題で、Galaxy Sは”/mnt/sdcard/”に本体ストレージ、”/mnt/sdcard/external_sd/”に外部SDカードが格納されているという変わったパスになっている(マジ勘弁して欲しい)ので、「SDカードに保存できます!」とか言ってるアプリでも保存先選べず/mnt/sdcard/下にフォルダ作られちゃう場合が結構あるんですよね。まぁプギャーな話ではあるんですが、そうでなくてもデータ保存先くらいは選ばせて欲しいよなぁと思います。勝手な場所にフォルダ作っちゃうのイクナイ

基本的に上記問題はPro版にすれば解決するようなので、もし代わりが見つからなかったら購入も…と思っていましたが、フリーで良いのがあって良かったです。ほくほく

App Backup & Restore

まぁなんて分かりやすい名前でしょう。その名の通りAppをBackupしたりBackupしたAppをRestoreしたりするアプリです。

AppMonsterの問題点を挙げて、乗り換えたというのだからもうお察しかと思いますが、上記問題点はクリアされています。即ち

  1. 保存先フォルダを設定可能
  2. Backupしたバージョンを好きに選んでRestore可能
  3. ファイル実体はフォルダ分けされておらず、一定の書式のファイル名で保存されている

3.は好みによるかもしれませんが、僕としてはたかだか1種類当たり数個のために全部フォルダ分けられるとかえって探すのが面倒くさいと思うので、ファイル名だけで管理されているのが好ましいです。

また、App Backup & Restoreはその他にも

  • 自動バックアップ設定可能
  • 過去バージョン自動削除設定可能。いくつまで保存しておくかも設定可能(Max 10)。
  • Protectedアプリは代わりにマーケットのリンクを保管
  • 未バックアップのものだけを全て選択→選択した全てをバックアップ

などなど、痒いところに手が届く親切仕様で大変気に入っております。

App Organizerの件もそうですが、昔探してみて見つからなかったものでも、たまに改めてもっと良いのがないか探してみるもんですね。
Android自体まだ普及してきてそんなに時間が経ってませんし、「定番」と言われているものもすぐに入れ替わっていくのかも。

androidアプリを整理するアプリ

2月 12, 2012 in Phone, 環境改善/Lifehack

※註:去年末くらいにメモしたものから書いているので、既に状況がだいぶ変わってる可能性があります。なんで去年末かというと、blog作ったらupしようと思って放置してただけなんですが(
スクリーンショットとかあったら分かりやすいんだろうなーごめんなさい。気に入らなかったアプリ既にアンインストールしちゃってるので。
フリーウェアばかりなので、気になった方は是非自分で試しながらふむふむと思っていただければ(ぁ

アプリを整理するアプリが必要だ

現在僕のandroid端末(Galaxy S)には170個くらいのアプリがインストールされているっぽい(常用してるのはごく一部だけど)のですが、当然ながらこんなに入っていると、探すのも面倒なわけで、整理する必要が生じます。
androidアプリを管理・整理するためのアプリ(app managerとかapp organizerとか呼ばれるもの)は定番と言えば定番なので、皆さん何かしら入れてるんではないかと思うんですけども。
僕も1年ほど前、Galaxy Sを購入した当初に必要と思いインストールました。その時は、探し方が悪かったのか、本当にあまり無かったのか、めぼしいものは「Apps Organizer」(後述)くらいしか見つけられなかった気がします。
使おうと思ったんですが「どうにも登録が面倒くさくてどうしたもんか」と思っていたときに、ホームアプリ「ADW.Launcher」を使い始め、これのapplication drawerというのにグループを作る機能があったので、これで良いかと思い、結構長い間使っておりました。
しかし、やはりどうしても使いにくいところがあって(後述)、「やっぱちゃんと管理用のアプリ入れよう」と思い立ち、マーケットから4つほどインストールして試してみました。

その際、重視したのは次のようなところ

  • タグ式(的な)管理が可能
  • 動作が重くない
  • 階層構造が作れる
  • その他、ストレスを感じない使用感

タグ式管理というのは、drawerのような「グループを選んで、そこにアプリを登録」という手順(後述)ではなくて、「アプリを選んで、どこに分類するか」という手順ができるという意味と、例えば「タグAとタグBを両方持つアプリ」のような検索方法が可能という意味で用いています。残念ながら後者が出来るものは見つかりませんでしたが。

順に試していて、どれも今ひとつだったので、無駄骨を折るのもなんか癪だと思い、せめて「結構探したけど結局良いのがない…」という記事でも書くかーと思っていたのですが、最後に試した「GoToApp App Organizer」がまさに探していた機能を持っていて歓喜しました。
なので、流れ上、他に試した順に述べますが、暇じゃない方は飛ばしてGoToAppのとこだけ読んでいただいても良いかもしれません。

ADW.LauncherのApp drawer

※今はADW.Launcher EXを使っているのですが、当時はfree版のADW Launcerを使ってました。

まずは番外編みたいなもんですが、drawerで何が問題だったのかについて。
ホームアプリである「ADW Launcher」をインストールすると使えるdrawerですが、一応アプリのグループ化ができる機能がついてます。
最初はこれでも十分じゃんと思ったんですが、問題点がいくつか。

  1.  グループに登録する方法が「グループを選ぶ→全アプリ一覧からそのグループに登録するものをチェック」しかない(グループ→アプリ)
  2. グループを一旦作るとグループ名の変更ができず、表示順もグループ作成順固定
  3. グループを選ぶ手順が若干面倒くさい
  4. 今どのグループが表示されているのか分からない
  5. 「未分類」のものがどれなのか分からない。

などなど。他にもあったかもしれませんが。
1.は一見自然な流れなんですが、アプリの総数が多くなるといちいちスクロールして大量のアプリの中から目的物を探さなくてはならず、意外と面倒です。マーケットと表示名が異なるアプリというのもままあって、なかなか見つからないこともよくありました。なのでこの逆向き、即ち「あるアプリを選択→どのグループに入れるか選ぶ」(アプリ→グループ)という動作が「未分類」の表示(5.)と併せて欲しかった。
2.はもう「マジで?」ってレベルなんですが、どう困るかはお察しいただけるかと思いますので割愛。
3.は些細と言えば些細なんですが、これ経由で色んなアプリを起動しようということなので、使用頻度を考えると、なるべく分かりやすく少ない手順・時間で目的アプリの起動まで辿り着きたいなという。
4. 文字通りなので割愛。
5.「未分類」が「全て」とは別に表示できることは実はとても重要で、特に、既に大量にインストールされているアプリをこれから分類しようという段には、これが分からないともう訳分からんことになるんです。なので、drawerでグループ化していたときは、新しいアプリを入れたら忘れないうちにグループへ分類しないといけませんでした。

この後挙げる整理アプリでは、基本的に上記の問題がない(3.は程度によるので難しいけど)という点でdrawerとは大きく異なります。まぁそのためのアプリなんだから当然と言えば当然なのだけど。

Apps Organizer

android使い始め頃に少し試して、なんとなく面倒くさくて一旦消してしまったもの。改めて試してみました。
改めて比べてみると(GoToAppを除けば)マシな気もします。特に秀でたところがある気もしないけど、余計なものがあまりないので。

機能・特徴とか

表示はツリー式(と言ってもグループ->アプリの2段しかないけど)っぽく各アプリが行として並ぶタイプ。
あらかじめグループ(ラベルと呼ばれる)を作っておいて、各アプリをタップしてラベルを設定する(アプリ→グループ)のが基本の使い方。逆にグループ→アプリという方法も可能。なんですが、プリのアイコンが表示されないのでほぼ探せません(ぁ
デフォルトでは「ショートタップ:設定」、「ロングタップ:設定/起動/アンインストールの選択肢」になってるけど変更も可能です。実用上はショートタップはアプリ起動にした方が便利ではないかと思います。
ラベルは設定時に新しいものを作成することもできます。Good!…というかこの機能が無い整理アプリとかあるのだろうか(・ω・)
自動振り分け機能があるとは謳われていないものの、android標準アプリなどはデフォルトで用意されているグループに自動分類されるっぽいです。勿論後から変更は可能。
それらデフォルトグループ自体も削除や名前・アイコンの変更可能
「未分類」には「その他アプリ」というデフォルトグループが相当します。
お気に入りアプリにはスターを付けて、リストの上位に表示させるという機能があります。「お気に入り」というジャンル不問のグループを新たに作るのではなく、例えば「カメラ」の中の「お気に入り」アプリという小分類的なことができるので良い機能だと思います。
ホーム画面にグループのショートカットフォルダを設置できます(グループをロングタップ or ホームからウィジェット追加)。「スター付きアプリ」というフォルダも設置可能。また、「スター付きアプリ」以外のショートカットフォルダでは、開いてから☆ボタンを押すとそのグループの中でスター付きのものだけを表示することができるのがGood。

残念なところ

インストールされているアプリ一覧を起動時に頻繁に読み込み直します。毎回ではないけど、リロードが始まるとキャンセル不可。そこは新しくアプリ入れたときに手動でリロードで良いと思うんだけど、そういう設定項目は無し。このために、drawerの代わりにアプリランチャーとして使うのは煩わしいと思いました。
あと、表示方法に「全てのアプリ」と「ラベル別」みたいな表示切り替えがあるんですが、これの行き来が毎度新しいプロセスなのか、例えば「全て」→「ラベル」→「全て」→「ラベル」と移動したあとbackキーでAppsOrganizerを終了しようと思うと、「ラベル」→「全て」→「ラベル」→「全て」と律儀に巻き戻ってから終了なので、4回押さないといけない。backキー押し続けで連続して戻れますが、これはちょっとなぁと(たまにこのタイプのアプリありますね)。
余計なことがあまり無いとか書いたけど、十分余計な気もしてきた…アプリ一覧リロードさえ無ければ起動遅くはないんですけどね。

Super App Manager

昔はTagAppsという名前だったらしい?です。旧名の通りタグ管理が特徴…なので気になって入れたんですが、そのタグというのはアプリ→グループの順で登録するというだけの意味で、「AppsOrganizer」と特に違いはありませんでした。残念。

機能・特徴とか

表示はドロワーと同じようなアイコンが並ぶタイプです。
「ショートタップ:アプリ起動」、「ロングタップ:表示名/タグの編集の選択肢」というのも直感的で好きです。好みの問題だと思いますが。
登録方法は先述の通り、アプリ→グループの方式。なんですが、「AppsOrganizer」と違って逆のグループ→アプリは出来ません。Oh…だめやんorz
アプリの表示名が変更できます。使う場面は少ないかもですが、良い機能だと思います。

残念なところ

まず先述の通り、登録方法がdrawerとは逆にアプリ→グループのみです。これはこれで困る。
が、これの致命的なところはそんなことではありません。とにかく起動が遅い&動作が重い(※現在はアップデートで改善されている可能性もあります)。起動に数秒、各グループの表示に切り替えるのも登録アプリ数次第でコンマ数秒。アプリケーションランチャーとしては使う気が起きません。
これは広告表示の無料版で、有料版もあるんですが、どうも広告のせいとは思えない感じのもっさり動作なので、有料版にしてもそこらへんの改善はあまり期待できないなぁという印象。あとマーケットの説明見ても有料版と無料版の違いに関する説明が全く無いので、やはり有料版に手を出す気が起きません。流石に広告は無くなると思いますが、それだけだとしたら誰も買わないだろうなぁ…
その広告というのが画面上部に出るんですが、上部にはグループ一覧が表示されているので、時間差で広告が読み込まれると、グループ選ぼうとして広告クリックというfuckin’な事故が容易に起こります。これは鬱陶しい。
グループのショートカットをホームに置くような機能もなさそうです。
あと、  これはデメリットかどうか微妙なんですが、設定項目が皆無です。。「Preference」を開くと「FAQ」「About」「E-mail the Developer」しかない。アルェー? 追加予定なのか有料版では使えるのか「Configuration」という大項目があるんですが、中身は空っぽです。デフォルトで不満がないような作りならそれはそれで優良アプリとも言えると思いますが、どうなんですかね。

Auto App Organizer free

その名の通りインストールされたアプリを自動で振り分けるアプリです。振り分けの基準は、どこかのサーバーにアプリのデータベースがあるそうな。

機能・特徴とか

見た目は、上部に4つタブ?的なものがあり、「Categories(カテゴリ表示)」「Newbies(新着アプリ)」「Uncategorized(未分類アプリ)」「Unused(しばらく使ってないアプリ)」となっています。Newbiesはカテゴリの一種なのでカテゴリ別表示の中にもあります。
タブを開いた中身は行表示になっており、カテゴリを開くとカテゴリ内のアプリ一覧に移動する(展開ではない)感じです。上部タブ4つはずっと表示されています。
デフォルトの中で特徴的なカテゴリとしては、

  • 「Newbies」新着。入れて何日までを新着とするかは設定可能。
  • 「Favorites」各アプリで☆をつけたものが自動的に入る。また、☆つきは他のカテゴリ内では上部に表示される。
  • 「Hiden apps」AutoAppOrganizer以外の場所では隠しておくアプリ。
  • 「Keep-Me」規定日数が経過してもUnusedに分類させないアプリ。日数は設定可能。

その他のカテゴリはアプリの種類による分類です。
自動振り分けが可能なのはあらかじめ用意されているカテゴリ(ただし自分で選んで追加しなければいけないものもある)のみで、自分で勝手に作ったグループには自動で振り分けられません。当然といえば当然だけど、ちと残念。
自動振り分けは基本的に各アプリがインストールされた時に行われて、上手く判定されると「[アプリ]を[カテゴリ]に振り分けました」的なポップアップ(英語)が出ます。判定できなかった場合には選択肢が出て、自分でカテゴリを選んでチェックを入れます(だった気がする)。
「AutoAppOrganizer」より以前に、既にインストールされていたものなどを分類する場合には「Batch / Special options」から「Offer category for all」を選ぶと、現在の分類を一旦全部破棄した上で、データベースに照会して分類し直すことができます。

その他機能としては、アプリのバックアップも自動でできます。
ショートカットフォルダをホームに設置する機能もあり。

残念なところ

肝心の自動振り分けの精度なんですが、170個くらいのアプリのうち9割方はなんらかのカテゴリに分類されました。十数個はuncategorizedに残った形。結構データベースは充実してるぽいですね。 しかし、振り分けられたうちの50個近くが「Apps」という、果たしてそれは分類なのか?というカテゴリに入れられ、また60個くらいが「Tools」という、これまた大変ざっくりしたカテゴリに入れられており、実質7割が未分類と言っても過言ではないところです(´・ω・`)
あと、これを言っちゃおしまい&個人的な趣味ではあるんですが、そもそも自動振り分けというものが信用できないので、あまりメリットがないなーという気も(ロマンはあるけど)。データベースにある分類が自分の直感と一致している保証はないし、本当に必要なところの分類は標準で用意されていないカテゴリにあるように思います。そんな中で、インストールしたアプリを意図しないところに勝手に振り分けられても、かえって手間が増えるだけだし、変なところに振り分けられたのを見落として、どこに行ったか分からなくなるとかもあり得ます。
自動化は便利ではあるんだけど、基本的に知らないところで勝手に何かされるの好きじゃないんですよね。

それから「AutoAppOrganizer」は自動分類という性質上、インストールすると自動的にプログレスバー(進捗)に常駐し始めるんですが、停止方法が見当たらないので、止めたかったら多分アンインストールするしかない気がします。仕方ないといえば仕方ないけど、これも個人的にはちょっと気持ち悪いなーという印象です。勝手なことすんなというか。

その他の残念な点としては、とにかく使い方が分かりにくかった。例えば、「AutoAppOrganizer」を入れる以前に入っていたアプリについては、「Batch / Special options」から「Refresh installs from phone」でアプリ一覧を取得する必要があるんですが、僕はこれにたどり着くのに数分ではいきませんでした。分かってしまえはそれほど分かりにくいところに配置されているようには思えないんですが、オプションがたくさんあったり「more」とか言ってさらに表示が切り替わったりで、「あれ、さっきのやつどこから見たっけ」という感じに。大変分かりにくい。
ヘルプがついてるんですが、これがほぼべた書きテキストなので死ぬほど読みにくい。とても長くてどこまでスクロールすれば知りたい情報が出てくるのか分からない。英語が読めないと目当ての項目にたどり着くのは多分無理です。ざっとでも意味が取れる人なら飛ばし飛ばしいけると思うけど、仮に日本語で書いてあっても萎えるレベル。
「AppsOrganizer」や「SuperAppManager」と違って、結構設定項目がたくさんあるんですが、それらもどこに何があるのか分かりにくい。

ざっとまとめると

常駐してるので起動は速いです。
newbiesやunused/keep-me、favoritesは振り分け定義が明確で便利そうな印象。
アプリのバックアップ/リストアもできます。
ショートカットも生成できます。
カテゴリの自動振り分けはあまり期待しないほうが吉。最大の特徴である自動振り分けが微妙ではあるものの、基本的な機能は割と充実してるかも。使いにくさは慣れればまぁなんとか…。

GoToApp App Organizer

と、マーケットには書いてありますが、インストールすると表示名は「GoToApp Demo」となります。その名の通り実はデモ版で、有料版が存在します。
実はマーケットの説明見た時点では全く期待していなくて、他の3つ試した時点で「もうだめだ…」と思っていたんですが、使ってみると他で残念に思ったような点がこれには見られないのと、欲しかった機能もほぼ揃っていて、結局これが一番気に入ったというオチ。

機能・特徴とか

基本画面の表示は、上部にグループ(Main Folderと呼ばれる)がタブっぽく並んでいて、タブを選ぶとそこに分類されているアプリのアイコンがメイン画面に表示されるというスタイル。1列あたりのアイコン数は「ViewMode」から3,4,5のいずれかを選択可能
タブはたくさんある場合はスクロールしていきます。また、メイン画面の方を横にスワイプしても一つ隣のタブに移動できます。
アイコンを並べる順番は「Sort by」から変更可能で、Position/Name/Package/Install Dateから選択できます。
NameとInstall Dateはいいとして、PositionはそのFolder内の登録順を完全に自分で決めることができるもので、その順序は「ViewMode」から「Edit Position Mode」を選ぶことで変更できます。が、順序を移動したいアプリをチェックして「上へ」「下へ」って感じなので面倒くさいかも。Packageは表示名によらない各アプリの元々のファイル名なりコードなりかと思いますがよくわかりません。

グループ化の方法ですが、アプリアイコンが並んだ一番右下に「+ Add」というボタンがありまして、これをタップすることにより、そのFolderにどのアプリを分類するか選べます(グループ→アプリ)(複数選択可)。
また逆に、各アプリアイコンをロングタップで選択肢が現れ、「Assign Folders」を選ぶことにより、そのアプリをどのFolderに分類するか選べます(アプリ→グループ)(複数選択可)。勿論その場で新しいFolderも作成可能。
ちなみにその時現れる選択肢は他に「Edit Label(表示名変更)」「Market(マーケットを起動してそのアプリのページを表示)」「Create Shortcut(ホームにショートカットを設置)」があります。

Main Folderはデフォルトでいくつか用意されていますが、勿論自分で追加可能であり、「All Apps(全てのアプリ)」以外は削除も可能です。
この特別なFolder「All Apps」には上部に「New Apps」「Not in Folder」というチェックボックスがあり、それぞれチェックするとその名の通り最近インストールされたもの(期間は不明、アップデートも該当)、未分類のものだけを表示できます。両方チェックすれば“さっき初めて入れたアプリ”を一目で見つけられます。

先ほどから”Main” Folderと呼んでいますが、他はなんなんだというと、Child Folder(Sub Folderと表記されているところもある)という機能がGoToAppの特徴の一つです。
Child Folderは、基本的にMain Folderと同じようにアプリを登録できますが、上部タブに表示されるのではなく、アプリのようにMain Folderに登録して使うという違いがあります。アプリと同じく複数Folderに登録可能です。
その他はMain Folderと同じなので、有効活用できる場面がそれほどない気もしますが、これにより2段だけですが階層構造的なものも作れます。
僕もあまり良い使い道が思いつかないのですが、今のところ、「plugin」というChild Folderを作ってpluginアプリをまとめて突っ込んでおき、それを親アプリの登録されているMain Folderに登録したりしています。Mainに表示させるほど起動しないけど、分類はしておきたいし、親アプリのとこから一つ下の階層なので直感的に分かりやすいということで。

Main FolderやChild Folderは「Folders」からも作ることが出来ます。
「Folders」モードではMain Folderの表示順表示/非表示どのMain Folderをデフォルトにするかなどを設定したり、ホームにFolderのショートカットを設置したりできます。
Folderのアイコンもここから変更可能で、Folder内の1つのアプリのアイコンを使うか、先頭(順番はEdit Positionで変更)のいくつかを並べたものを生成するか、自分で用意した画像を使用できます。
また、Main FolderをChild Folderに変更したり、その逆も可能です。

その他、いくつか設定があったりしますが、余計なものという感じはせず、割と気が利く印象。

残念なところ

上部に一度に並ぶMain Foldersは15個までで、それを超える場合、16個目以降は次のページになります。タブの両端の「prev」「next」というボタンを押してページ移動するんですが、もちろん15個もそのまま1画面に表示されているわけではなく、スクロールさせるわけで、何故15個で区切る必要があるのか謎です。そして、「prev」「next」ボタンは端までスクロールしないと出てこないので、はなから2ページ目だと分かっていてもいちいち端までスクロールしてから移動しなければなりません。
しかも「next」をタップすると次ページの右端に、「prev」をタップすると前ページの左端に移動するという仕様で、2ページ目の先頭にあるものは右端へスクロール→nextをタップ→左端へスクロールという直感的にはよく分からない動きをさせられることに。
恐らくもともとは15個を1画面に収めるもので、スクロールはディスプレイの横幅が小さい場合のための後付けなのかな、と予想してみたり。でも別にスクロールだけで良いと思うんですけど、なんかちぐはぐな感じ。

あと、GoToAppからホームにアプリやFolderのショートカットを設置できるんですが、設置場所はホームの現在フォーカスされているページの先頭であること(勿論後で自分で移動できますが)と、インストールされている全てのホームアプリ上へ設置されるのと、設置されるショートカットも普通と少し異なる仕様っぽい(何故か分からないけど、andccvがGoToAppから作ったショートカットから起動した場合だけ落ちる)ので注意しましょう。

GoToAppやそのFolderを開くと「有料版買いませんか?(英語)」というのが出ます(毎回ではない)が、まぁこれは仕方ないところでしょう。有料版にするとどうなるのかマーケットとか見てもさっぱり分からんのは問題だと思いますが。
便利だし、たかだか170円程度なので買ってもいいなと思いつつ、「買いませんか?」って言われなくなるだけだったら今のままでいいな、という気も(笑

結論

というわけで、かなり回り道しましたが(リアルに)、僕としてはGoToAppお勧めですよという話で。
でも、他にも良いのご存じの方がいれば是非教えて欲しいです。未だに探し方が下手なのか、「え?こんなのあったの?有名なの?みんな使ってるの?えっえっ」てことがよくあるもんで…orz